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2011年4月 Archive

行政訴訟・農地法裁判に結集を!

  • Posted by: doumei
  • 2011年4月11日 20:35

 4月12日、市東さんの行政訴訟、農地法裁判が千葉地裁でおこなわれます。
 前回の弁論(2月22日)で成田空港会社は、訴えの一部取り下げの申し入れをおこないました。
 しかし、反対同盟はこれを拒否して「訴えの全部を取り下げろ」と要求しました。
 今回の弁論は、さらに成田空港会社と千葉県を追いつめる闘いです。
 ぜひ、結集をお願いします。

行政訴訟・農地法裁判
 4月12日(火)10時30分千葉地裁601号法廷
※傍聴券の抽選がありますので9時30分までに集合して下さい

<次週の裁判>
耕作権裁判
 4月18日(月)10時30分千葉地裁601号法廷
団結街道廃道取消訴訟
 4月19日(火)11時    千葉地裁601号法廷
 

被災地・福島の農民から寄せられたメッセージ(3・27全国総決起集会)

  • Posted by: doumei
  • 2011年4月 2日 23:20

●福島県中通り・酪農家

福島からの報告

 いま私は、3・11以降、毎日夕方になると搾った牛乳を牧草地に捨てに行きます。牛のために考えても無念のきわみです。福島県全部の牛乳が原発事故のために廃棄されています。
 茨城県も同様です。県産の野菜もほとんど全部が摂取制限を指示されました。我々農民・農業者に何の落ち度があったのでしょうか。
 3・11の大津波と大震災につづく原発事故は福島県民に広島・長崎に匹敵する大被災の影響をもたらしています。双葉、大熊等浜通りの自治体市民は、着の身着のまま県外まで避難を余儀なくされています。遠く東京都、千葉の水道水も汚染されました。今更の如く原発事故災害の恐怖を、我々に教えています。原発と我々は絶対に共存できません。それは三里塚農民と成田空港の関係とまったく同様であります。亦それは当時の自民党政権が国家プロジェクトとして推進して来た原発エネルギー政策の完全な破たんです。
 「安全・クリーン」神話は完全にくずれたのです。避難所に東電の副社長が謝罪に来た時、相双地方の農民は、いつ帰れるのか、見通しはどうなのか、家族同様の牛をおいてきたのだと、怒りを押し殺し冷静に問い質しました。怒りのくやし涙なしには聞けない言葉でした。
 財界・巨大独占資本との共存を歩む菅民主党政権は、今も進行する大災害対策に無能力をさらけ出しています。全ての被災者と共に徹底的に糾弾していかなければなりません。
 今我々福島県民は宮城、岩手、全ての被災地の人々と心を共にして日々闘い抜いています。
 怒りは冷静に凝縮され、活路を拓く魂に転化されなければなりません。
 40数年間、闘い続ける三里塚の農民魂に学び、共有してがんばり抜きたいと思います。
 全国の皆様の心からの支援と激励に感謝して福島からの報告を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 3月23日
 

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農民アピール(3・27全国総決起集会)

  • Posted by: doumei
  • 2011年4月 2日 22:41

TPP(環太平洋経済連携協定)参加阻止!
原発事故による農地・農業破壊を弾劾する!
──三里塚から全国の農民に訴える!


 東北・関東大震災は、死者・行方不明者が2万7000人を超え、犠牲者の全容はいまだつかめないという空前の大災害となった。大津波による浸水面積4万ヘクタール(山手線の内側の約6倍)。消失した農地は、宮城、福島、岩手3県だけで2万ヘクタールを超えるといわれている。
 その後を襲った原発事故は、福島県から茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉に放射性物質をまき散らし、農畜産物の出荷停止と風評被害で農家に壊滅的な被害をもたらしている。原発はなお制御できず、まったく予断を許さない。人類と核は絶対に共存できない。
 三里塚を闘うわれわれ農民は、被災地農家から寄せられる怒りの声に胸を熱くし、共に農に生きる者として闘う決意を新たにした。
 我々が直面しているのはこの災害ばかりではない。財界とともに菅政権が推進するTPP(環太平洋経済連携協定)は日本農業を壊滅させるものである。
 農産物の生産減4兆1000億円! 自給率は14%へ激減! 農業関連産業を含めれば損失総額7・9兆円!
さらにTPPは、労働と医療・保険、金融などあらゆる分野で競争を激化させ、賃下げと首切りを推し進め、さらに激しい格差と貧困をもたらすのだ。
 このTPPが「震災で後ずらし」などと報道されているが、まったく逆である。日本経団連会長・米倉を見よ! この期に及んで「原発は素晴らしい」などと叫んでいる。経済至上主義をひた走る財界にとって、原発もTPPも危機にたつ日本経済延命の命綱なのである。
この震災を「国難」と叫び、「挙国一致」をあおり立てる反動の嵐の中で、これを進めることを断じて許してはならない。
 われわれは、あらためて全国の農民に訴える。被災地と原発被害にある人々を全力で支援しよう! TPP参加を絶対阻止し、市東さんとともに日本の農地と農業を守りぬこう!
 
2011年3月27日

三里塚を闘う農民一同

集会宣言(3・27全国総決起集会)

  • Posted by: doumei
  • 2011年4月 2日 22:38

集会宣言

 本集会は、いまなお数さえわからない震災犠牲者を追悼し、被災地支援に全力をあげることを、まずなによりも共同の確認とする。
 菅政権の救援の遅れが、氷点下の寒さの被災地で、この瞬間にも多くの命を奪っている。制御不能の原発は最悪の事態をはらみつつ、放射能をまき散らし、大気と土壌、水を汚染している。放射線の恐怖と政府による情報隠しが人々を耐え難い苦しみに追い込んでいる。出荷停止と風評被害は、農畜産漁業に壊滅的な打撃をもたらした。震災を口実に働く者の首が切られる中、厚労省は「計画停電」による休業は無給を認める、と通達した。
 心底から怒りがこみ上げる。犠牲者の無念と被災者の痛みを胸に、敢然と闘うこと、これが本集会の結論である。
 労働者、農民、市民による被災地支援に全力をあげよう! 刻々変化する原発情報を包み隠さず開示せよ! 全国の原発の稼働をただちに停止し、廃炉とせよ! 
 政府・財界は、食料、住宅、医療を無条件に保証しなければならない。もはや不要の原子力予算、防衛予算と、農民殺しの象徴の暫定滑走路の財源を、全額被災地にふり向けろ!
 3・11以前と以後では全てが変わった。経済至上主義の価値観は崩れ落ちた。日本という国、既成の政治に対する不信と怒りが日本社会に広がっている。新自由主義のもとで進められた格差社会、労働者の首切りと、地方と農畜産漁業を切り捨ててきた政治、TPP(環太平洋経済連携協定)による社会構造の大転換、──これらの暴挙と大規模災害・原発汚染の根源はひとつ、資本のあくなき利潤追求だ。
 三里塚は「国策」=空港建設反対を掲げて闘ってきた。それは「この国の権力を信じるな」という農民の叫びであり、同時に、食料を生み出し、モノを造って流通させ、この社会を動かす労働者、農民、市民の力で変革するぞという宣言である。「挙国一致」を掲げた治安弾圧を許すな!
 動労千葉とともに築いた「労農連帯」の旗の下、沖縄と連帯し反戦・反核・反原発の闘いを推進しよう。TPPを阻止しよう。市東さんの農地取り上げ阻止! 5・20現闘本部控訴審判決攻撃をうち破り第3誘導路を粉砕しよう!

2011年3月27日

三里塚芝山連合空港反対同盟
 

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