2010年4月 Archive

――萩原進事務局次長と市東孝雄さんが４・２５県民大会に参加

　ついに、三里塚と沖縄の歴史的合流が実現しました。９万人以上が結集した「４・２５米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還を求める県民大会」に萩原進事務局次長と市東孝雄さんが参加しました。　４月２４日の午後６時過ぎ、沖縄に到着した２人はまず、那覇市内で行われた青年労働者・学生を中心とする交流会に出席、沖縄に連帯する三里塚の熱い思いを語りました。その後、読谷村のホテルに移動して関西実行委員会の永井満代表、山本善偉さんらと交流。

　４月２５日県民大会当日は、１２時３０分から２０００枚のビラをもって、会場である読谷村運動広場前に陣取り、続々入場してくる人々に手渡しました。「普天間基地始め全ての米軍基地撤去」「決戦の三里塚から沖縄に連帯する」のゼッケンをつけ、「三里塚から来ました」「沖縄と連帯します」と声をかけながらビラを差し出すと、「５部下さい」「共にがんばりましょう」などと声がかかりました。

Continue reading

　４月２６日、千葉地裁６０１号法廷で、耕作権裁判第１５回口頭弁論が開かれました。（裁判報道は後日）
　裁判終了後に開かれた報告会では、沖縄の県民大会に参加している市東さんから届いたメッセージを萩原富夫さんが読み上げました。

　※　※　※　
萩原富夫（司会）
　申し遅れましたけども、ご覧の通り市東さんはこの場におりません。実は今、市東さんとうちの親父、萩原事務局次長が反対同盟を代表して沖縄に行っております。昨日の集会に参加しております。そして今日、裁判中に市東さんから伝言が届いたということで読み上げたいと思います。
-------------------
　昨日の沖縄の集会は、大変盛り上がって、私自身感動しました。９万人の人たちが集まり、沖縄知事はじめ、各市町村長が基地反対を明確にしました。成田小泉市長に言ってやりたいと思いました。反対同盟の旗を集会の真ん中に立てて頑張りました。
-------------------
ということです。朝日のニュースに出てるという話を聞きました。
　沖縄と三里塚と結合してるということです。これを力に今後、市東さんにかけられた第３誘導路と廃道化の攻撃に対して、闘っていきたいと思います。

（写真はANNニュースの報道から）

　当ブログをご覧の皆さん！
　成田市と空港会社は、成田市天神峰の成田市道（通称・団結街道）の閉鎖を、来月２０日にも強行しようとしています。反対同盟は市道閉鎖を断固阻止するべく、下記の通り５月１６日に決起集会を開きます。（会場はいつも秋の全国集会をおこなう畑です）　普天間基地即時返還の沖縄の闘いに連帯する集会です。
　ぜひ、お集まり下さい。

----------------------------------------------------------------------------------

５・１６三里塚現地闘争のお知らせ

三里塚芝山連合空港反対同盟

　三里塚闘争をともに闘うみなさん！
　成田市は空港会社と示し合わせて、団結街道（成田市道）の廃止を決定し、空港会社への譲渡手続きを進めています。５月２０日以降ただちに閉鎖しようとの構えに対して、反対同盟は廃道粉砕・閉鎖阻止の５・１６現地闘争を決定しました。
　不屈に闘う市東さんの営農と生活を妨害して移転を迫り、三里塚闘争を解体しようとする、あせりに満ちたこの攻撃は粉砕あるのみです。５・１６現地闘争をもって、反対同盟は、第３誘導路計画と現闘本部撤去攻撃を粉砕し、市東さんの農地を守る新たな闘いに入ります。
　この日、沖縄では普天間基地包囲の大闘争が闘われます。５・１６三里塚現地闘争は、基地撤去を闘う沖縄県民への連帯集会です。４・２５沖縄全県集会への代表派遣を引き継ぐ闘いとして、ともに闘いたいと思います。
　鳩山内閣は危機と混迷を深めつつ、いっそうの基地強化と改憲攻撃、労働者・農民からの収奪に踏み出すことは明らかです。反対同盟は農地を武器に闘います。労農連帯の旗の下、東アジア共同体構想と軍事空港建設に反対し、敢然と立ち上がります。
　団結街道閉鎖阻止！　第３誘導路計画粉砕！　沖縄闘争連帯の５・１６三里塚現地闘争に多くのみなさんが結集されるよう呼びかけます。

　２０１０年４月２０日

 団結街道閉鎖阻止！　第３誘導路計画粉砕！
基地撤去を闘う沖縄闘争連帯

　　５・１６三里塚現地闘争

【日時】５月１６日（日）　午後１時３０分
【会場】成田市東峰　反対同盟員所有地
　　　主催：三里塚芝山連合空港反対同盟

--------------------------------------------------------------------------------

ＰＤＦ版は こちら

　４月２１日、支援連絡会議は京成成田駅頭で街宣をおこない、「市道閉鎖をやめさせよう」と呼びかけた反対同盟のビラを配布しました。
　街宣を重ねる中で人々の関心も高まり、市道廃止に対して、「これはひどいですね」「応援してます。頑張って下さい」と声が寄せられました。立ち止まって詳しい話を求める人も増え、集団で話に聞き入る学生の姿もありました。
　先週より数を増やして７００枚用意したビラが、２時間経たずにまたもや不足。
　団結街道封鎖実力阻止の決意を込めて、市道廃止の不当性をさらに力を入れて訴えていきたいと思います。

　当日配布したビラは こちら。

　来週４月２６日（月）午前１１時から、千葉地裁６０１号法廷で耕作権裁判第１５回口頭弁論が開かれます。ぜひ、裁判傍聴にお集まり下さい。
　今回から裁判長がかわります。菅原崇裁判長から白石史子裁判長になります。
　この日の法廷は、裁判官交代に伴う「更新手続き」が主な内容となりますが、新しい裁判長に「不当な農地取り上げは許さない！」「片寄った訴訟指揮をするな！」という声を、市東さんや弁護団と一体となって示していこうではありませんか。

　国土交通省は、第３誘導路の認可に伴う公聴会を、５月２４日午後３時から成田国際文化会館でおこなうと発表しました。文字通り団結街道（市道）封鎖と一体の攻撃です。
　成田空港会社は、先月末から「Ａ滑走路を離陸専用、Ｂ（暫定）滑走路を着陸専用として使い分け」ています。これは、暫定滑走路の出発便専用として造った東側誘導路（２本目の誘導路）を使わないことを意味します。東峰の森を伐採して昨年７月に供用したばかりなのに、わずか半年余りで数百億円が使い捨てです。その結果、市東さんの家や作業場を空港内に囲い込む「３本目の誘導路が必要」などという、デタラメで場当たり的なやり方を許すわけにはいきません。
　公聴会を断固粉砕しましょう！
　現地闘争と一体の闘いとして、４月２６日の裁判闘争を闘いましょう。

●市東さん耕作権裁判第１５回口頭弁論
　【日時】４月２６日（月）午前１１時（いつもより３０分遅い開廷です）
　【法廷】千葉地裁６０１号法廷

※傍聴券の抽選がありますので、上記の１時間前に集合してください

　４月１７日、大阪・東大阪市の荒本人権文化センターで開かれた部落解放同盟全国連合会第１９回全国大会に反対同盟から伊藤信晴さんが参加し、連帯のあいさつをおこないました。
　伊藤さんは３・２８全国集会への結集・支援への感謝の意と、全国連の闘いへの敬意を表した上で、５月１６日の現地闘争への結集を訴えました。

Continue reading

――　一坪共有地強奪の論理破たん

　４月１５日、千葉地裁６０１号法廷でで鈴木さんの一坪共有地裁判第１３回口頭弁論が開かれました。
　裁判には鈴木いとさんをはじめ、北原事務局長、萩原事務局次長、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さん、萩原富夫さんが参加し、動労千葉の後藤俊哉さん、関西実行委の松原康彦さん、福日労の皆さんなど多数の結集で弁護団とともに傍聴闘争をやり抜きました。

　この日の裁判では、千葉県がこの土地について、成田国際物流事業の複合基地にするという思惑で造成・整備を行い、その後に成田空港会社（ＮＡＡ）に譲渡する―ことの矛盾、破たんを徹底的に追及しました。

Continue reading

　４月１４日支援連絡会議は、「市道封鎖断固阻止」を掲げた反対同盟のビラを京成成田駅頭で配布しました。
　２月２６日から、幾度となく団結街道（市道）廃止の不当性を駅頭で訴えているので、人々の関心も高まり、「今、どうなっているのか」と質問したり、「小泉市長が悪い」と言ってビラを受け取る人も。用意したビラは次々と吸い込まれ、「全然足りない」という、うれしい誤算もありました。
　団結街道封鎖実力阻止に立ち上がるとともに、市道廃止の不当性をもっともっと世に明らかにしていきましょう。

　この日配布したビラは こちらです。

―　一坪裁判報告会で５・１６集会結集を訴える

北原鉱治事務局長

　３・２８の全国集会はものすごく寒かったよね。だけど、会場の中は燃えていた。これを引き継いで、５月１６日に現地において集会を開催します。
　市東さんに対して、生活道路、３代にわたって使ってきた農道を廃道にすると、こういうことを言っているわけですね。このことについても、反対同盟は４４年間の闘いの中で、一つ一つの闘いを勝ち抜いてきたわけですから、当然闘い抜かなきゃいけない。

Continue reading

　明日４月１５日午前１０時３０分から、千葉地裁６０１号法廷で、鈴木さんの一坪共有地裁判第１３回口頭弁論が開かれます。
　２月２５日の天神峰現闘本部裁判判決以降初めての裁判であり、裁判長は現闘本部裁判と同じ、あの仲戸川隆人裁判長です。天神峰現闘本部裁判反動判決への怒りと、建物強制撤去の仮執行宣言を粉砕した闘いへの確信で、明日の裁判にも臨んでいきたいと思います。
　現地においては、成田市による団結街道の（市道）の不当な廃道決定や、第３誘導路の認可申請（４月１日）など、緊迫の度を強めています。これに対して反対同盟は、５月１６日、沖縄県民の普天間包囲の闘いと連帯して、現地闘争を闘います。同時に現地での闘いと一体のものとして裁判闘争を闘います。４・２６耕作権裁判、５・２５行政訴訟・農地法裁判と続く４～５月の裁判闘争、現地攻防の皮切りとなる裁判です。
　とっくに破産している千葉県の物流基地構想を理由に、一坪共有地を取り上げようというのは、反対運動つぶし以外のなにものでもありません。
　皆さん、ぜひともご参加下さい。

●鈴木さん一坪裁判第１３回口頭弁論

【日時】２０１０年４月１５日（木）午前１０時３０分
【法廷】千葉地裁６０１号法廷

―沖縄県民の怒りの決起と連帯して闘う

　全国の闘う仲間の皆さん、当ブログをご覧の皆さん。
　反対同盟は５月１６日、団結街道（市道）の廃道化を実力で阻止するため、現地闘争に決起し、臨戦態勢に突入します。５・１６普天間包囲と連帯、呼応して、三里塚４４年の農地死守・実力闘争の真価をかけて闘います。心より結集を呼びかけます。
　団結街道は、成田市の不当な廃道決定により、５月１９日をもって成田市による管理期間が終了し、５月２０日以降、成田空港会社への譲渡手続きに入るであろうことが明らかになりました。２０日以降すぐにでも、空港会社が不当に閉鎖・通行止めをやってくる状況になったのです。
　３・２８全国集会で決議したとおり、団結街道の廃止には、なにひとつまっとうな理由はありません。２・２５現闘本部裁判判決による建物強制撤去のもくろみ、第３誘導路の認可申請による圧力と、矢継ぎ早に攻撃をかけて、市東孝雄さんに移転を強要し、反対運動をつぶすこと目的とした悪質極まりない暴挙です。
　破産の上に破産を重ねたデタラメな航空政策のもと、４４年経った今なお、農民・住民を無視して推し進めようとする空港建設に一片の正義もありません。
　反対同盟は断固として闘います。皆さん、共に闘いましょう。

　４月１０日、千葉県労働者福祉センターで、動労千葉の中野洋前委員長・常任顧問の追悼集会及び偲（しの）ぶ会が開催され、反対同盟から萩原進事務局次長、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さん、宮本麻子さんが参加しました。
　大ホールから参加者があふれかえる盛大な集まりの中で、各界からの故人への追悼の言葉が述べられました。また、主催者あいさつをおこなった田中康宏動労千葉委員長の「国鉄分割・民営化の問題は何も終わっていない。中野顧問が築き上げてきた闘いを引き継いで闘う」という決意をはじめ、中野前委員長の遺志を受け継いで闘う決意が、多くの発言者から述べられました。
　反対同盟からは、萩原進事務局次長が追悼の言葉を述べさせていただきました。

Continue reading

―特別報告（３・２８全国集会）

永井満さん

　私たちは先々週の日曜日、関西で三里塚集会を催しまして、北原事務局長にお越しいただきました。
　ご自身の戦争体験から説き起こされ、この三里塚の闘い、とくにあの横堀要塞の闘いなど、話していただきました。当時を思い起こしながらお聞きしておりまして、この４０有余年の闘いにおいて、同盟とその最先頭で闘ってこられた北原さんの闘う姿勢に、みじんの揺るぎがない。ぶれがないということに、いまさらながら驚き、その闘いを支えてきたものは何だろうかと、あらためて考えさせられました。会場に集まりましたみんなが、この反対同盟と共にこれからも一体になって闘っていくんだと、決意を新たに致しました。

Continue reading

　３・２８全国集会で発せられた知花盛康さんの訴えに応え、昨日から「普天間基地即時閉鎖」「県内新基地建設反対」を掲げて首相官邸前・国会前座り込み行動をおこなっている沖縄の皆さんを応援し連帯するため、鈴木謙太郎さんと萩原富夫さんが座り込み行動に参加しました。
　あいにくの雨模様で肌寒い中、ドシッと腰を据えている知花盛康さんと再会。知花昌一さんと固い握手をかわして、知花さんや金城実さんとともに座り込みに入りました。知花盛康さんから沖縄現地の闘いや昨日の行動の様子、国会の動向について話を伺い、３・２８全国集会を振り返りながら交流を深めました。
　軍事空港建設に反対する三里塚が、沖縄と一体となって共に闘う意志を込め、「基地はいらない」とシュプレヒコール。４月２５日の県民大会に向けた熱い連帯を表明しました。

Continue reading

―特別報告（３・２８全国集会）

知花盛康さん

　今日は寒いですねえ。震え上がっております。ただ、私のこの震えは、寒さだけではありませんよ。いま、日本政府が普天間問題で、また沖縄に押しつけてきている。この怒りでいま、震えているんです。皆さん、よーく考えてみて下さい。私たち、沖縄という場合にね、65年前に沖縄戦があり、そのあとずーっと米軍が居座ってるんです。65年、いまやっと普天間の基地が沖縄から外に出ると期待して、みーんな待っていたんですが、日本政府は何か知らんけど、やたら時間をかけて、また再び沖縄に戻していく。勝連半島沖で、新たな基地を作ろうとしています。こんなことを沖縄の人々は、誰ひとり許しませんよ！

Continue reading

―特別報告（３・２８全国集会）

動労千葉　田中康宏委員長

　私は北原さん、萩原さんの決意を身の引き締まる思いで聴いていました。反対同盟と動労千葉の労農連帯をもっと強化して、この重大な決戦局面を闘いぬきたいと思います。冒頭ですが、過日の中野前委員長の葬儀には、反対同盟はじめ、全国から多くの人の参加をいただき、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
　動労千葉と反対同盟との労農連帯は、関川委員長・中野委員長、そしてわたしの３代に渡る長い長い連帯した闘いになりました。これからもこの団結と連帯を守り、中野顧問の遺志を引き継いで、戦い抜くことをこの場で誓いたいと思います。

Continue reading

―意気揚々と花見の会を開催

　４月３日反対同盟は、闘いの歴史に名を刻まれた三里塚第一公園で団結花見の会を催しました。
　３・２８全国集会で明らかにした決戦への決意を胸に、また昨日発表された成田空港会社による「第3誘導路」認可申請に対する怒りを燃やしながらも、闘う仲間の皆さんとの交流を深め、英気を養い、「第３誘導路」計画粉砕、団結街道廃止阻止に向けた団結をうち固めました。
　最初に北原事務局長が「みんなで乾杯して我々の健在さを示していこう」とあいさつ。市東孝雄さんが「これから４月、５月の決戦に向かって頑張ってやっていきたい。しばしの骨休めということで、時間の許す限り楽しくやりましょう」と述べて、乾杯の音頭を取りました。
　極寒の中やり抜いた全国集会とはうって変わって、絶好の花見日和。動労千葉や市東さんの農地取り上げに反対する会の皆さんをはじめ、婦人民主クラブ全国協議会、福岡筑港日雇労働組合、学生など多くの人々が集まってくれて、決意を述べ、カラオケを披露し、宴を楽しみました。

Continue reading

市東さんの農地を守る大運動を（３・２８全国集会）

―闘いの決意　市東孝雄

　皆さん、寒い中ご苦労様です。毎回多くの裁判傍聴、うれしく思っております。
裁判もそうですが、今の空港政策、空港建設、これを絶対に許すことができません。今回の団結街道を廃道にするということ、絶対に受け入れることができません。市議会が廃道を議決しましたが、私は天神峰に住んでいるし、今後もずっと住み続けます。どうして廃道にできるのか、全く怒りにたえません。第３誘導路を口実にしているけど、これも場当たり的でデタラメな空港造りの結果と思います。
 

Continue reading

―三里塚の農民、三里塚を闘う労働者が先頭に立つ
―４・２５沖縄県民大会に反対同盟の旗をぶったてる

　「まず第一点に、三里塚は決戦が来たということです。空港をぶっ潰してはじめて世の中変わるし、世の中の人も分かるんですよ。そのための決戦がここにあるということをはっきりさせたい」
　「三里塚の農民が先頭に立つ。労働者の先頭には、われわれの両輪である動労千葉をはじめとする三里塚を闘う労働者が立つ。そういう時代が今求められている。このことを第２のなかで訴えたい」
　「私たち自身が沖縄の地に出向いて、４月２５日の県民大会の中に反対同盟の旗をぶったてて、反対同盟ここにあり、反対同盟は沖縄人民とともに闘う、本土の人民よ決起せよ、一緒に闘おうじゃないかと、自分たちで示したい」
「廃道策動がある時には、全国に呼びかけて実力闘争・武装闘争を闘いぬきます。代執行との闘い、あのような闘いをやることが一番の勝利の道なんですよ。（廃道攻撃に対しては）断固としてこれと闘いぬいていくことを明らかにしたい。当然、緊急闘争・動員を組みます。４、５月の状況いかんでは、全国集会があるということも確認していただきたい。」

Continue reading