2009年08月11日《アーカイブ》

サイトリニューアルのお知らせ

こちらに旧サイト(2006年9月--2009年8月)の記事を保存しております。

■2019/07/18 三里塚反対同盟のサイトを再リニューアルしました。

2019.07〜以降 新三里塚同盟サイト

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2009年08月09日

東側誘導路の9カ月前倒し供用弾劾! 東峰の森破壊、部落分断許すな

東側誘導路を自走し、暫定滑走路との接合部分にさしかかるアシアナ航空機
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■7月30日から東側誘導路の供用が当初発表よりも9カ月前倒しで開始されました。それによって、写真にあるように暫定滑走路に入る航空機はすべて東側誘導路を使用することになり、部落住民に耐え難い騒音と振動を与えることによって生活を破壊しています。
■しかし実際には、2カ所の信号機で停止することになり、電波障害を引き起こすなどして、利便性は高まりません。だから第3(西側)誘導路なのです。どこまで行ってもナリタは欠陥、危険、デタラメな空港のままです。以下写真。

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2009年08月03日

7・30新誘導路の前倒し供用開始を弾劾する

――反対同盟が成田駅頭ビラまきで反撃

■7月30日から新誘導路(東側誘導路)の供用が本来計画より9カ月も前倒しで開始されました。報道された写真(左)によると約3分の2が伐採された東峰の森の姿が痛々しく写っています。反対同盟は同日、成田駅頭ビラまきを行い、広範な市民に新誘導路供用開始の不当性と破たん性を訴えました。(ビラのPDFファイルはこちら
■新誘導路は、東峰部落の命の森である東峰の森を約半分も伐採し、環境と景観を破壊して強行されました。この結果、東峰部落の西側半分は分断され、空港の中に取り込まれることになったのです。ビラにもあるように2005年5月、黒野匡彦NAA前社長は「お詫び」の書簡を東峰部落に出し、「今後、皆様の生活環境や人間としての尊厳を損なうことは二度とやってはいけないとの強い決意です」と「謝罪」しました。その「二度とやってはいけない」生活環境破壊を三度強行したのです。何という農民愚弄、人間無視でしょうか。1966年以来の成田空港建設の歴史はすべてこのような、常識では考えられない不法・不当の積み重ねです。ですから私たち反対同盟は、このような国家犯罪を告発して43年を闘いぬき、さらに未来にむかって闘い抜く決意を固めているのです。

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2009年07月28日

青柳鑑定書を提出し藤崎メモ、地籍測量図のデタラメを暴露

―市東さん耕作権裁判、第12回弁論闘争を闘う

記者会見に臨む市東さんと弁護団
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■市東さんの耕作権裁判、第12回口頭弁論闘争を85人の労農学の結集で、勝利的に闘いぬきました。耕作権裁判は「契約地」とされている以外の土地について「不法耕作だから明け渡せ」と要求してきている不当裁判です。
■この日、市東さん側は、土地家屋調査士である青柳晃敬さんの鑑定書を提出して、NAA側を追いつめました。青柳鑑定書は、NAAが「不法耕作地である」と特定する根拠としてきた3つの測量図のすべてについて「実測に基づくものではなく証拠価値はない」と断定しました。

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2009年07月26日

仲戸川裁判長への講義・申し入れ行動やりぬく(7月21日)

―「申入書」の全文を掲載

■7月21日の市東さん行政訴訟、農地法裁判の弁論開始前、反対同盟と弁護団は現闘本部裁判を担当する仲戸川隆人裁判長が所属する民事第5部書記官室におもむき、申入書を手渡しました。6月25日の弁論における訴訟指揮を弾劾し、石橋恵美子証人の再喚問、現闘本部建物の実地検証を要求するとともに、いわゆる仮執行宣言つき判決への懸念を表明しました。仮執行宣言つき判決とは、1審判決だけで(2審、3審を経ずに)現闘本部建物の撤去を執行してしまう、悪らつな判決のことです。
■以下、全文を掲載します。

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2009年07月23日

NAAの農地法違反を徹底追及

―空港公団は「不在地主」だった!
―反対同盟、仲戸川裁判長に怒りの抗議

■7月21日千葉地裁601号法廷で、市東さんの行政訴訟と農地法裁判(いずれも堀内明裁判長)が85人の結集で傍聴席を埋め尽くして闘われました。
■今回は2つの裁判に共通の重要な論点として、NAAによる2カ所(家の前と天神峰現闘本部先)の農地の取得が農地法6条違反であることを追及しました。農地法6条とは、「何びとも住所地以外の小作地を所有することはできない」という規定です。戦前の地主制を復活させないために保障条項として農地法に盛り込まれたのが農地法6条なのです。
■空港公団(現NAA)は1996年まで本社を東京都内に置いていました。したがって住所地は東京です。しかし、その間に前記2つの農地を買収していたのです。一番古いもので1970年、一番新しいものでも1988年です。これを空港用地に転用することなく、20年から30年も小作地のまま所有し続けました。これは明白に農地法6条違反です。行政訴訟では、弁護団の追及に対して千葉県側代理人は「書面で回答します」としか言えませんでした。
■農地法裁判(NAAが市東さんの契約地について明け渡しを求めている裁判)でも弁護団が行政訴訟と同趣旨の農地法6条違反と地代の詐取(さしゅ)について再求釈明を突きつけました。ここで堀内裁判長が「釈明はできるようだったらやって下さい(できなかったらやらなくてもいい)」とNAA側に助け船を出したことに対して、傍聴席から一斉に抗議の声を上げ、不当な訴訟指揮を許さないよう、市東さんや弁護団と一体となって闘いました。
■さらに弁護団は、NAA側による市東さんへの契約地明け渡し要求が無効である根拠を8点に渡って全面展開、県による賃借権の解除決定自身が違法であり、無効であること、数々の農地法違反をくり返してきたNAAに訴えの資格はないこと、本来土地収用法で行うべき公用収用を農地法を使って行うことは、適正手続きを定めた憲法に違反すること等々を明らかにしました。

■弁論終了後、場所を移して記者会見と報告会が行わました。市東さんは「NAAは農地法6条に違反しています。ますます押していると思います。27日の耕作権裁判もよろしくお願いします」とあいさつ。また、新たな誘導路計画に対しても「第3(西側)誘導路の計画が発表されて進められている。私の家と畑を空港の中に閉じ込めてしまおうという攻撃で絶対に許せない。今まで以上にがんばる」と力強く決意を表明しました。
■次回は10月20日(火)午前10時30分からです。さらなる傍聴闘争への結集をお願いします。


仲戸川裁判長に抗議の申し入れ

■裁判に先立って反対同盟は、6月25日に行われた天神峰現闘本部裁判での仲戸川隆人裁判長の訴訟指揮に抗議し、「最重要証人の再喚問」と「天神峰現闘本部の実地検証」の2つの証拠調べを行うよう仲戸川裁判長に対して申し入れました。
■北原鉱治事務局長が「仲戸川裁判長に面会したいから取り次いでほしい」と担当書記官に告げると書記官は「仲戸川裁判長は会えない」と回答しました。一同はこれに強く抗議するとともに、北原事務局長が申し入れ書を読み上げて書記官に手渡しました。
■反対同盟は仲戸川裁判長の強権的な訴訟指揮に強く抗議し、証拠調べの続行を強く要求して闘います。

2009年07月14日

市東農地裁判連続傍聴闘争へ結集を

■7月21日、市東さんの行政訴訟と農地法裁判が、そして27日には耕作権裁判が相次いで闘われます。西側誘導路新設策動に見られるように、市東さんに対する追い出し攻撃が激化する中で闘われる重要な裁判です。政府・国交省、成田空港会社に対する怒りを、7・5現地闘争に続いて叩きつけていこうではありませんか。6・25天神峰現闘本部裁判での仲戸川裁判長の暴挙に見られるような、千葉地裁の司法反動を許さないために、連続して傍聴に結集されることを強く訴えます。

■以下、反対同盟からの呼びかけ文を掲載します。
 

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7・5集会の怒りの声を仲戸川裁判長へ

―7月8日、支援連絡会議が千葉地裁ビラまきに

■7月8日、三里塚闘争支援連絡会議は、前週に引き続き仲戸川裁判長の暴挙を弾劾する地裁前ビラまきをおこないました。
■仲戸川裁判長弾劾を第一に掲げ、350名の結集を得て開かれた7月5日の現地闘争。そこで高まった怒りの声が凝縮されたビラは、次々と道行く市民や裁判所職員、県庁職員に吸い込まれていきました。
■7月8日に配布したビラはこちらです。

2009年07月05日

●仲戸川裁判長弾劾
 新誘導路供用阻止
  市東さんの農地を守れ!
7・5三里塚現地闘争に350名が結集


  
■仲戸川裁判長弾劾、新誘導路供用阻止、市東さんの農地を守れ!をかかげた7・5三里塚現地闘争は全国から350名が結集し、暫定滑走路までわずか70メートルに迫る開拓道路に、長さ30メートルにわたって埋め尽くすように闘いの参加者が集って意気高く闘われました。

■7月4日の東京新聞夕刊で、「西側(3本目の)誘導路新設策動」が報じられたことをうけて、司会の鈴木謙太郎さんが冒頭、「西側誘導路新設の策動に対して、反対同盟はここに闘争宣言を発します」述べて、闘争宣言(別掲)を読み上げました。「場当たり的な経過のなかに、無法と不当が明白」「市東さんと反対同盟の闘いある限り、欠陥・破綻の成田空港は絶対に完成せず、成田空港は全世界にそのぶざまな姿をさらすであろう」と宣言しました。

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 新誘導路供用阻止
  市東さんの農地を守れ!
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●新誘導路計画粉砕! 闘争宣言

 東側誘導路の7月供用前倒しを前に、新たな誘導路(3本日)の建設計画が浮上した。反対同盟は腹の底からこみ上げる怒りをこめて、この新たな攻撃を断固粉砕する決意を表明する。

 7月4日付東京新聞によれば、計画は第2ターミナル・エプロンから暫定滑走路「へ」の字誘導路の南部分をつなぐものである。これは市東さんの宅地と畑を空港の中に囲い込むという、絶対に許せない暴挙である。「農地法で農地を取り上げる」という暴挙に飽きたらず、この挙に出た政府・国交省、成田空港会社に対して、反対同盟は心底からの怒りをおさえることができない。

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2009年07月02日

●千葉地裁ビラまきで仲戸川裁判長を追撃

―7・5三里塚現地闘争に大結集を

■6月25日の弁論で、証拠調べの打ち切りを強行した千葉地裁民事5部・仲戸川隆人裁判長に対して、7月1日、弾劾・追撃する地裁前ビラまきを行ないました。
(ビラのPDFファイルはこちら
■弁論当日は、萩原進事務局次長と元法対部員が計4時間20分にもわたる証言を行い、NAA側に立って陳述した石橋恵美子証人(元反対同盟副委員長・石橋政次の長男の妻)のウソを完全に打ち砕きました。したがって、裁判長は、反対同盟が要求するように、石橋証人を再喚問して同盟側の反対尋問を実現し、一体どちらの証言が真実を語っているのか、究明しないかぎり、判決文は書けないはずなのです。にもかかわらず、仲戸川裁判長は審理打ち切りを強行して、反動判決を行なおうとしています。
■こうした態度に対して、反対同盟は徹底弾劾し、さらに石橋証人の再喚問、現闘本部の実地検証をあらためて求めるビラまきを行ないました。
■6月29日、国土交通省は成田空港の北延伸滑走路について「検査合格」を通知し、10月22日の前倒し供用を決定しました。7月1日の県議会では森田健作千葉県知事が「地権者を訪問することも検討する」と答弁しました。地盤沈下の危機に追いつめられる成田空港の延命のため、国交省、NAA、千葉県、地元自治体、利権団体などが総がかりで、三里塚闘争破壊にのめり込もうとしています。
■7・5現地闘争を「千葉地裁・仲戸川裁判長の結審・反動判決策動阻止、新誘導路前倒し供用粉砕、市東さんの農地を守ろう、空港閣議決定43周年弾劾」の闘いとして大爆発させたいと思います。大結集よろしくお願いします。
         
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